噛みあわせと歯並びの違い
噛みあわせとは
「噛みあわせ」とは、上あごと下あごを閉じた時の接触状態のこと指します。永久歯は上下各16本ずつ、合計32本あり、それぞれが正しい場所に生えていれば噛みあわせに問題はありません。しかし、永久歯へ生えかわる時や抜歯や虫歯の治療後などに噛みあわせが変わってしまうことがあります。
噛みあわせの悪さによるデメリット
睡眠中にはどんな方でも生理的に歯ぎしりをしますが、噛みあわせが悪いと、歯と歯の回りにある骨がダメージを受けることがあります。また噛みあわせが悪い方は、使いやすい側の歯とあごを使って噛んでしまうため、反対側のあごが異常発達してあごのバランスが崩れる傾向があります。その結果、あごが異常発達した側の半身が過緊張状態になってしまい、身体全体のバランスを崩す原因につながります。
歯並びについて
歯並びが悪くなる原因
- 遺伝
- 遺伝によって歯の大きさや本数は変化します。永久歯が通常よりも少ない方や、逆に多い方は、早目の治療が必要になることがあります。
- 食べ物
- 幼児期から、軟らかい物ばかりを食べるような食生活をすると、あごが十分に発達せず、歯の大きさやバランスが悪くなることがあります。
- 癖
- 幼児にありがちな指や爪を噛む癖や、唾を飲む時に舌を突き出す癖を治さずにいると、前歯が噛みあわなくなることがあります。
- 病気
- 幼児期に大きな病気をすることによって、歯の一部に形成不全が起きてしまうことがあります。
- 呼吸
- 正しい呼吸法は「鼻呼吸」ですが、幼児期から口呼吸を続けていると、歯並びを含む顔面の発育・成長に悪影響を及ぼします。